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  • 2025年07月12日

    近刊(2025年8月)のお知らせ

    『文化財と技術』別冊3 <目次>
    第一部 藤ノ木古墳金銅製馬具のルーツを探る
          -韓日の精密鋳造と毛彫りの技術ー

    第1章 古代韓半島の精密鋳造技術
    1.飾履塚古墳の名前の由来となった飾履
    2.金銅製獅噛文帯金具の精密鋳造「埋け込み法」
    3.高敞郡鳳徳里古墳出土金銅製飾履の精密鋳造技術
    4.陜川玉田M3号墳出土環頭大刀4振りの鋳造技術
    5.公州水村里遺跡Ⅱ-1号墳出土銀象嵌環頭大刀の鋳造技術
    6.4,5世紀代の環頭大刀の鋳造技術(象嵌大刀などを事例として)
    7.6世紀百済の鋳造技術
    第2章 古代韓半島の線彫り技術
    1.線彫り技術は最先端技術
    2.漢城期百済 -3系統の線彫り技術-
    3.熊津期百済の線彫り技術
    4.泗沘期百済の線彫り -中国北朝から百済・倭への技術移転-
    5.新羅の線彫り技術
    第3章 統一新羅の神業「線刻團華雙鳥文金箔・선각단화쌍조문금박」
    1.線刻團華雙鳥文金箔の発見
    2.線彫りの表現技法
    3.線彫りの細かさ(基準精度)
    4.使用工具と技術
    5.金工の祖・中国をしのぐ精緻な線彫り
    第4章 玄界灘を渡った鋳造と毛彫りの技術
    1.日本列島の毛彫り技術史の例外2例
    2.日本列島の鋳造技術(二層式鋳型)
    3.北朝から百済、日本列島へ移動する(渡来系)工人、そして定住への道
    4.造像銘・墓誌の毛彫り技術 -藤ノ木馬具以降-

    第二部 古代史論
    論考Ⅰ 三角縁神獣鏡・系譜論は製作地辿り着けるか?
    1.ヒトの系譜と生誕地
    (1)ヒトの場合
    (2)考古学の場合
    2.製作地に辿り着けない三角縁神獣鏡系譜論
    (1)富岡謙蔵氏・小林行雄氏の系譜論と網干善教氏の批判
    (2)後藤守一氏の系譜論批判
    (3)森浩一氏の分布論、王仲殊氏の分布論と系譜論
    (4)福永伸哉氏・森下章司氏、車崎正彦氏の三角縁神獣鏡系譜論
    3.三角縁神獣鏡製作地論
    (1)近藤喬一氏と岡村秀典氏の説に見る製作地論の重要性
    (2)新井宏氏と鈴木勉の製作地論
    4.型式学の運用方法に対する疑問
    (1)考古学は型式学か?
    (2)鏡研究者と一般考古学者の認識の違い

    論考Ⅱ 甲冑・刀剣など金工品の製作地
    1.同一規格(?)の大量生産品は畿内で製作されたことになるか?
    2.「大和王権下か地方政権下か」二者択一の製作地論
    3.工人(古代人)の拠り所

  • 2025年07月10日

    近刊のお知らせ
    文化財と技術 別冊3 
    『第一部 藤ノ木古墳金銅製馬具のルーツを探る -韓日の精密鋳造と毛彫りの技術ー』
    『第二部 古代史論』

    編・著者:鈴木勉(工芸文化研究所)
    刊行:2025年8月1日(予定)
    判型:B6版 約200頁
    価格:1000円(送料込み)
    購入希望の方は、メール(gido@s.email.ne.jp)でお申し込みください。

    ***内容***
    第一部 藤ノ木古墳金銅製馬具のルーツを探る -韓日の精密鋳造と毛彫りの技術ー
    第1章 古代韓半島の精密鋳造技術
    第2章 古代韓半島の線彫り技術
    第3章 統一新羅の神業「線刻團華雙鳥文金箔・선각단화쌍조문금박」
    第4章 玄界灘を渡った鋳造と毛彫りの技術
    第二部 古代史論
    論考Ⅰ 三角縁神獣鏡・系譜論は製作地辿り着けるか?
    論考Ⅱ 甲冑・刀剣など金工品の製作地

    詳しい目次は、こちら

  • 2025年07月10日

    2024年12月25日に開催を予定していた「第94回 文化財と技術の研究会」が関係者のコロナ感染により延期となっていました。
    下記の内容で復活いたします。

    復活 第94回 「文化財と技術の研究会」のご案内

    日時:

    2025年10月中旬 15時から18時

    場所:

    工芸文化研究所 根岸工房(台東区根岸5-9-19)

    話題提供者:

    ①キムドヨン氏(慶北大学校 准教授)
    「新羅の蹴り彫り考古学(仮題)」

    ②鈴木 勉 工芸文化研究所 所長
    「三角縁神獣鏡・同笵(型)鏡論の功罪
    (金属製遺物の下賜論、配布論を吟味する)」

    詳細が決まり次第ご連絡いたします。